※※産後鬱になって実践したこと③※※
※※産後鬱になって実践したこと③※※
効果があったと思われる第3位は・・・
☆行動認知療法(考え方の癖をかえる)
だった。
行動認知療法。産後鬱だけではなく,鬱になるとよく行われる療法の1つ。
長くなってしまうけど,以下自分のお世話になったサイトからまとめてみた。
認知療法は考え方(認知)を修正する療法。
私達は,人間関係や仕事関係で色々と考える。例えば・・・
・飲み会で一人になるのは恥ずかしい。
・初対面でこんな質問をしたら失礼じゃないか。
・あいさつをしてもらえないのは,嫌われているからじゃないか。 など。
このような考え方を変えようという療法。ただ,考え方を変えるだけではなく,実際に行動しながら改善することが重要になる。これを行動療法という。
認知療法+行動療法=認知行動療法。
この認知行動療法は鬱の再発を防いでくれるのにものすごく効果があるらしい。今やいろんなところで使われているんだって。
目標とするスキルは・・・
①思考と感情を分けられる
②物語を作らず現実的に考えられる
③思考のゆがみをチェックできる
④思考のゆがみを柔軟にできる
ここで練習問題
『赤ちゃんが泣いている。おむつも変えたし,ミルクもあげた。抱っこしても泣き止まない。でもじいちゃんが抱いたらぴたっと泣き止んだ』
その時,あなたはどんなことを考える?
↓
↓
・自分は赤ちゃんに嫌われている
・母親失格だ・・・
・じいちゃん,ありがと。ラッキー
など様々な考え方がでてきたと思う。
私達人間は1つの事実に対して人それぞれの受け取り方がある。それこそ人の数だけバリエーションがある。このような「事実の受け取り方」を「認知」と呼ぶ。
認知のあり方次第で感情がかわってくる。
さきほどの練習問題で考えた場合,どのような感情になるか考えてみると・・・
自分は赤ちゃんに嫌われている
→悲しい・つらい・さびしい
母親失格だ・・・
→悲しい・劣等感
じいちゃんありがと。ラッキー
→安心感・嬉しい
1つの事実に対しても,こんなに感情に差がでてくる。この感情に影響を与えるのが認知にあり方。だから,それを変えることで生き方も変わってくる。
ここでポイントとなるのは・・・
「認知」と「感情」を分けてみること。
「認知」は変えることはできるが,「感情」は変えることが難しいから。
例えば・・・
会議の席でとても緊張している人がいたとします。緊張はいやなものですので、「緊張しないようにしよう!」(←感情)思ってもうまくいかないですよね。
緊張しないようにしようと思えば緊張しなくなるなら誰も悩まないはずです。感情を直接操作することは難しいのです。
しかし、認知(考え方)はわりと変えやすいです。「緊張しながらお話してみよう」「緊張は自然なことだから、多少硬くなっても伝えることはしっかり伝えよう」
と自分の中で考え直すことができる。そして考え直すことによって,感情が少し穏やかになる,ということが心理学の研究でも分かってきているようだ。
じゃあ,練習問題②
「学生時代に仲の良かった友人にランチの誘いのメールを送ったが3日たっても返信がこない。」
「認知」と「感情」をわけて考えられるかな?
はあ,今日はえらい頭を使って疲れちゃったので,また後日に続きます・・・。
次回は「産後鬱になって実践したこと④」へ