※※産後の異変①※※
※※産後の異変①※※
振り返ってみると,産後は入院中から神経質になっていた気がする。
翌日に退院を控えた日。オウダンの検査があった。
オウダンとは
新生児黄疸とは?
「黄疸」とは、体内でビリルビンという物質が増加して起こる現象です。ビリルビンは黄色い色素をもっているので、血液中のビリルビンの濃度が高まると肌や粘膜が黄色く見えるようになります。多くの新生児が生後2~3日ほどすると黄疸が現れるので、特に「新生児黄疸」と呼ばれます。
新生児の黄疸は病気が原因のこともある?うんちの色が白くなるの?
新生児黄疸は病気が原因で起こることもあり、その場合は早急な治療が必要です。主な原因としては、ビリルビンが過剰にできる「溶血性黄疸」、肝臓のビリルビン処理機能が弱いために起こる「新生児肝炎症候群」、胆汁の排泄がうまくいかない「先天性胆道閉鎖症」などが挙げられます。
退院後も、「一旦引いた黄疸が再発した」「白目部分が黄色い」「うんちの色が白い」などの症状が続く場合は、注意が必要です。ビリルビンが体外に排出されないと、うんちの色素がなくなって白っぽくなることがあります。
新生児黄疸の検査方法は?ビリルビン数値の基準値は?
新生児の黄疸が生理的なものか、病的なものかを見分けるために、経皮的ビリルビン検査と呼ばれる方法で皮膚の上からビリルビン濃度を測定します。
生理的なものであれば、血液中のビリルビンの数値が13mg/dl前後になったあと、新生児のビリルビン正常値である5mg/dl以下まで徐々に下がります。
しかし、血液中のビリルビンの値が15mg/dl以上(2500g以下の低出生体重児は12mg/dl以上)を超え続ける場合には病的黄疸が疑われるので、血液を採取して詳しい検査をして診断されます。また、生後24時間以内に見た目で確認できるほどの黄疸が現れたり、生後2週間を過ぎても治まらないと、治療が必要になる場合もあります。
新生児黄疸の治療法は?光線療法とは?
生理的な新生児黄疸なら治療の必要はありません。しかし病的黄疸の可能性があり、血液中のビリルビンの値が15mg/dlを超えている場合は、核黄疸になる恐れもあるのでビリルビン値を下げる治療が行われます。
日光や蛍光灯の光に当たると血液中のビリルビンの濃度が減少することがわかっているため、まずは光線療法が行われます。青い光や緑色の光を当ててビリルビンの値を下げます。ただ、光線でもビリルビンの値が下がらなければ、体内の血液をすべて置き換える「交換輸血」が行われます。
新生児黄疸は落ち着いて対応しましょう
初めての出産で黄疸が出ると驚いてしまいますが、決して珍しいことではありません。病的黄疸の可能性もあると考えると不安になってしまうかもしれませんが、ほとんどは生理的黄疸なので焦らず対応しましょう。そして、病的黄疸の可能性がないかを確認するため、どれくらい黄疸が続いているのか、皮膚や白目の色、うんちの色などをしっかりとチェックしてください。
というものだ。でも,その入院時には「黄疸でてるから,治療しますね」の一言で赤ちゃんを部屋から連れて行ってしまった。新生児室に行くと,専用の機械の中で目にテープみたいなのを貼られて(←痛々しい),ぐったりして(いるように)見える我が子。
説明がないのは当たり前なの?
部屋で必死に調べて心配しきっていた。
うちの子は相当値が高かったので,大丈夫かとドキドキしていた。
結果,残りの2日間ずっと黄疸治療をして,何とか値をさげて退院した。
だけど,退院後2日後に再来院してチェックをした際にまた値が上がって再入院に。
ここでも「値が上がっているから入院して治療しますね。」の一言だったから,もうどうしようかと不安になった。
入院中は3時間毎に授乳に通ってくださいとのことだったから,実家から15分かけて通い,授乳→帰宅。2時間ほどでまた出発。時には空腹で泣いているから今すぐ授乳にきてほしいとの連絡があったりして。ちっとも心身ともに落ち着かない。今考えると,産院で待機させてもらったりできなかったのかな?
2日間の治療のあと,ようやく退院。
またその2日後検査。その時の値はほんとに正常値ぎりだったがもう入院はしなくてすんだ。
初めての出産で,ちょっとのことで不安になったのは今考えると産後鬱の入口だったのかも。
次回は「産後の異変②」