※※産後鬱になって実践したこと⑧※※
※※産後鬱になって実践したこと⑧※※
①~⑦までは実践して効果があったこと,もしくはよくなったと実感できたものについて書いたけど,⑧からは実践してむしろマイナスになったことについて書きたい。
それは・・・
ウォーキングなどで身体を動かすこと
夏に出産し,生後2ヶ月の頃,季節はまだ残暑きびしいころだった。
その頃の自分の状態は,睡眠導入剤で眠れるものの,朝5時くらいに目覚めてしまい,そこからは全く眠れないという早朝覚醒の状態だった。
5時に起きてしまうと,「ああ,しまった。また○時間しか眠れなかった。」というすごい悲壮感におそわれる。そしてまた1日が始まるのかと思うと身体が重いのだ。
そんな折,母親が鬱になった知り合いに「ウォーキングがいい」ということを聞いたらしく,早朝に目がさめるなら赤ちゃんが寝ている時にウォーキングに行こう,ということになった。(赤ちゃんは旦那と寝ている。)
6時半に家をでて,7時半に帰り,それからご飯を食べて赤ちゃんの世話開始。
最初のうちはすごく体調が良かった。
余分なことを考えずに母親と話して公園や池のまわりをぐるっと回る。
母親もずいぶん調子がよくなっている(ように見えた)娘を見て,いろいろと役割を課すようになってきた。(←これは鬱病の際,自己評価が下がっているから簡単なことを実践させて達成感をもたらす作戦だったようだ。)
朝のうちにフロ掃除と洗濯,食器の片付けなど。
これを子供が起きる前にやらなくてはならなくなり,それが続いたある日,いきなり落ちた。
何もやる気がわかず,発症したときのようになってしまったのだ。もう何もかもが嫌になり,自信がなくなってしまった。せっかく薬も安定してきていたのに,だ。
そこから2ヶ月ほど,またのんびり静養する生活が始まってしまった。
ウォーキングが悪かったというよりも,いろんな仕事をやるのが焦燥すぎたのかもしれない。鬱は心身ともにもう無理,というサインのあらわれだから,見た目以上に身体も心も疲れている。しかし,本人がそれをうまく隠しているかもしれない。(人に気を遣ってしまう性格ならなおさら隠すと思う。)それを鵜呑みにして,回復途中で重荷になることをすすめるのはよくないことだ。
周りのサポートの方々,早くよくなってほしいという気持ちはとてもよく分かるけど,
「本人がやりたくなったら」というのが最優先だと思うので,そこのとこよろしくです。
次回は「産後鬱になって実践したこと⑨」へ