※※産後の異変⑧※※
※※産後の異変⑧※※
産後鬱という診断をうけて2週間。
症状は全く改善していないように思えた。
薬は飲み始めて3週間から1ヶ月ほどでききはじめると言う。
産後鬱の原因は赤ちゃん。
本来の鬱ならば原因を取り除けばよくなっていくのだけど。
取り除くことなんて,できない。
たえず,泣いてしかコミュニケーションできない赤ちゃんと過ごすのはしんどかった。
「泣いたら,おっぱい」
相変わらず,産院の呪縛にとらわれていた私は粉ミルクの缶の表記量いっぱいを作ってあげていた。そして,消化がうまくできない赤ちゃんは3時間,4時間あけてもお腹がすかないことが多かった。赤ちゃんはどんどん太っていった。
赤ちゃんを死なせないようにしなくては・・・。
そのためにミルクをがぶがぶ飲ます。今考えるとノイローゼもいいとこだ。
毎日うんちもでてるし,おしっこもでてる。そこまで気にしなくてもいいのに。
今の私ならあの時の私にそう言ってあげたい。
その時は赤ちゃんに自分が触ると泣く気がした。
自分のお父さん(おじいちゃん)に抱かれるとすやすや眠っていく(気がした)。
それで母親として自身喪失。うちのお父さんは今でいうとこのイクメンだったようだ。入浴,おむつがえ,寝かしつけのプロだったようだ。そんなプロと自分を比較して自信喪失していりゃキリがない。。
赤ちゃんが寝ている横では心臓がばくばくして眠れない。
眠れないからネットで「産後鬱」についてのキーワードをひたすら調べる。(←そんな暇あったら少しでも寝っ転がっていればいいのに!)
夜のお世話は旦那と実の母親(おばあちゃん)が交代でしてくれたが,おばあちゃんは60代後半。だんだんとしんどそうなのが分かる。おじいちゃんは70代前半。夏場だったせいか,2人はよく昼寝やことあるごとに仮眠を取っていた。その時の時間,赤ちゃんを泣かせないように気をつかう。2人の寝顔を見ていると,2人が病気になったりどうにかなってしまうんじゃないかと不安になった。
とにかく不安で不安でしょうがない。
赤ちゃんがミルクのせいで咀嚼力がつかなくて成長できなくなるかもとか。自分が眠れなくて入院したら誰が赤ちゃんの世話をするのか。たいしたことではないのに自分で不安をひろげていく。そして周りの人にそれを確認。(←相当しつこく確認した)
8月の出産で,9月中旬からの夜のお世話は全て旦那にお願いした。(おばあちゃんがもうしんどそうだったので)そして,旦那は1歳過ぎるまでずっと赤ちゃんと2人で寝ることとなる。
次回は「病院の選び方①」